第五回野鳥回

 どもども。

今回は第五回野鳥回でございます。

散歩を兼ねた撮影なんで移動しながらが基本になるんですが、当然そんな撮り方をしているといわゆる撮れ高が上がりにくいのが野鳥だったりするわけで。

また野鳥撮影はどうしても専用装備にせざるを得ない部分があって他の撮影が難しい、自分の場合はOM SYSTEM OM-1にM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm/f4 I.S PROに

M.ZUIKO DIGITAL 2x TeleconverterとOLYMPUS EE-1というマイクロフォーサーズでも重量級の装備なので、なかなか他のレンズやカメラをもう一台というのは厳しかったりします。

なんで野鳥撮影の時は朝から「野鳥撮りに行くぞ!」と気合を入れていくわけですが、ここで最初の撮れ高の話になりまして。

ある程度撮れ高を求めると当然移動距離が増えていくわけで、野鳥撮影時は少なくても10㎞以上、20㎞を超えることもザラだったりします。

しかも野鳥は遠征もどうしても多くなるんですよねw

あまり場所を書くのは良くないらしいですが、自分は年に2~3回神奈川県の酒匂川を小田原から新松田辺りまでと、年にちょいちょい神川県の境川を藤沢から下飯田辺りまで行ったりしています。

ここまで書いときながら今回は都内、それも23区内で撮影した野鳥がメインだったりするんですがw

練馬区にて撮影・ゴイサギ

撮影した区ぐらいまでならOKらしいのでかなりざっくりな感じで書いていきたいと思います。

23区内、自分が住んでいる大田区ではあまり見かけない印象のゴイサギさん。

ペリカン目サギ科ゴイサギ属の鳥で、醍醐天皇から官位(正五位)を頂戴したことが名前の由来だそうです。

なんでも害鳥の一面もあるそうで、動物園や水族館のペンギンコーナーにしれっと混じっていることがあるそうなw 確かに似てますけどねw

大田区にて撮影・セイタカシギ

チドリ目セイタカシギ科に属する鳥類。
埋立地が増えた1978年以降留鳥となることが増えた野鳥だそうで、実は大田区内に結構大きな生息地があったりする。
千葉県にも生息地があるらしいですが、自分は大田区以外ではまだ見たことなかったりします。
たまに東京港野鳥公園とかにも出るらしいです。

大田区にて撮影・ツミ

タカ目タカ科ハイタカ属の猛禽類。
大きさが大体ハトと同じぐらいの猛禽類で、小鳥や昆虫などが主食。
なんでもオナガがツミの巣の近くに巣を作ることが多いらしくて、割と同じ個所で見れたりするそうです。
某ニュース番組で生息地を暴露したためカメラマンが押し寄せ、ちょっと問題になったことがありました。
このことから野鳥の情報が慎重に扱われる切っ掛けになったらしいです。
この出来事自体は後で知ったんですが、某ニュース放映直後ぐらいにこの場所に行ったとき、三脚やら大型レンズを持ち歩いた結構な数のカメラマンが集まっているちょっと異様な光景になっていたことがありました。

大田区にて撮影・ツミ

この場所に限らずなんですが、野鳥撮影時にちょいちょいお子さんが遊んでいるような場所や公園で三脚待機のグループを見かけることがあります。
場所の占有もそうですが、興味を持った子供が近づくのを威嚇したり遊んでいる子供を怒鳴ったりする輩もいるそうなので近い将来、すでにそういう場所もありそうですが、公園とかでの三脚の使用や最悪撮影自体が禁止になることも是非も無しなのかもしれません。
自分の首を絞めるだけでなく他人まで巻き込むのはやめていただきたいものです。

大田区にて撮影・ジョウビタキ

スズメ目ヒタキ科の小鳥。
ウィキとかでは身近な冬鳥の一種とか書かれていますが、なかなかお目にかかれなかった野鳥だったりします。
この写真を撮った場所が、まったく野鳥の出現を意識してなかった路地裏みたいな場所だったのでかなりびっくりした記憶があります。

大田区にて撮影・オナガ

スズメ目カラス科オナガ属の野鳥。
噂?では西日本ではほとんど見ることが無くなったらしいオナガさん。
尾羽の薄いブルーが綺麗な鳥なんですが鳴き声がなかなか独特。
具体的にいうと魔女とかが住んでいそうな森の中から響く不気味な鳥の声みたいな感じw
早朝に集団で飛んでいるのを何度か見かけたことがあり、午前中の早い時間でないと撮影できない印象。
そんなこともないんですけどねw 

練馬区にて撮影・カワセミ

最後はみんな大好きカワセミさん。
ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属の野鳥で、都内の河川や池、沿岸部でも結構見かけるようになってきた。
たまにこんなとこにもいるの⁉と驚くこともある。
体が小さいのであまり目立たないなんてことはなく、割と遠くにいても見つけやすかったりする。
ただ写真に写すだけなら難易度は高くないものの、ホバリングからの飛び込みを狙いだすと途端に難易度が跳ね上がる印象。
公園なんかの迷惑三脚待機組は大体カワセミ狙い。


ここ数年、都市部のちょいバードウォッチが若い世代に流行の兆しみたいな記事をどこかで読みました。
と同時に聞こえてくるトラブルみたいな話もちょいちょい。
よく耳にするのがカメラのマウント取りや怒鳴り散らしだったり。
総じて加害者と思われるのが年配の方というのはさすがにどうかと思います。

野鳥撮影はどうしてもある程度の焦点距離が必要であり、結果スマホでは撮れないからカメラを購入するといった業界が再浮上する切っ掛けみたな可能性も有るので、そういう芽を摘んでしまうようなことは最終的に自分たちの首を絞めることになりかねません。
せっかく野鳥に興味を持ったのに「あの公園で写真撮ろうとすると嫌な思いするんだよな」みたいなことになったら目も当てられません。
特に都市部での撮影はどうしても公園や河川敷がメインになるので、他者への配慮を忘れないようにしたいものです。

最近自分もちょっと嫌な思いをしたものですから熱くなってしまいがちですが、今回はこんなところで。

また次回に。


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