どもども。
満を持してというか、果たして需要はあるのか?という不安感が大きい今回は鉄塔回でございます。
ここでいう鉄塔とは、送電塔、電波塔のことであり、当然ながら東京タワーや、東京スカイツリーも含まれるんですが、あえて今回は送電鉄塔をメインにしようかと。
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| 相模川にて撮影 |
鉄塔の魅力を説明するのはなかなか理解を得られず難しかったりするんですが、個人的な感想としては、整然とした構造物の複雑さとか凝縮感、どこか戦艦の主塔を彷彿とさせるような存在感というか、そんなところだと思っています。
鉄塔の撮影自体は写真が趣味になった直後ぐらいから撮っていたんですが、自身もそこまで興味があったという訳でもありませんでした。
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| 千葉県・富津市にて撮影 |
鉄塔に興味を持ち始めたのはメインカメラがファインダー付きのカメラに変わったというのも大きかったと思います。
晴天時にスマホで撮影しようとすると液晶画面が物凄く見づらいことあるじゃないですか。
自分が最初に買ったカメラがOLYMPUSのプレミアムコンデジと銘打ったSTYLUS SH-1だったんですが、このカメラ、センサーサイズの小さい割に解像感が高く、それでいて発色も良くてRAW撮影は出来なかったんですが、初心者が最初に手にするカメラとしては最高に良かったカメラだったんですよね。
光学ズームも換算600㎜あってとりあえずなんでもこなせるみたいなカメラだったんですが、写真を始めて一月ぐらいしてどうしても不満な点が出てきてしまいまして。
それがマニュアルフォーカスが出来なかった点とファインダーが無かったという部分。
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| 神奈川県・川崎市にて撮影 |
晴天時にスマホで撮影しようとすると液晶画面が物凄く見づらいことあるじゃないですか。
あれ、当然背面液晶しかないカメラでもおんなじ事が起こっていて、ピントがどこに来てるのかわかりずらかったり、発色の確認とかが出来なかったりと不満がたまる一方で。
オートフォーカスオンリーのカメラの任意のピント合わせっていくつか方法はあるんですが、自分が良く使っていた手がターゲットスクエアを最小にしてピントを取って任意のポイントに振るといったAEロックみたな使い方ですね。
| 2014年12月1日に撮影した一番古い夜鉄塔の写真・STYLUS SH-1で撮影 |
ただこの方法、結局液晶問題がついて回ってくるんですよね。ピンを振るってことはやっぱり被写体によってはピーク位置が振った場所に来ないこともあるわけで。
最もSH-1は被写界深度がかなり深いのでそこまで気にならなかったんですけどね。
ただファインダーのついたカメラが欲しいという欲求は高まる一方でした。
| 2015年1月29日に撮影した上の写真と同じ鉄塔・STYLUS1sで撮影 |
自分がカメラを初めて購入したのが2014年の11月21日だったんですが、この約二か月後の2015年1月17日にファインダーとマニュアルフォーカスができるSTYLUS1sを購入していました。
上の二枚の写真を見比べると分かるんですが、まぁ写りが全然違いますよねw
構図云々はとりあえず置いておいてカメラが変わるとこんなに違うのかと当時驚いたものです。
| 2015年2月・世田谷区で撮影した都市型のスリムタイプ鉄塔 |
ファインダーを覗きながら自分でピントリングを回してピーク位置を探る行為が物凄く写真を撮ってる感が強いですよね。
どんなにスマホのカメラの性能が上がっても、こればっかりはスマホじゃ絶対に味わえない高揚感だと思います。
んで、ファインダーで写真を撮ることに慣れてくると、誰もが一度は通ると思うんですが複雑な構造の被写体が撮りたくなってくるんですよねw
例えば人によっては花や昆虫のようなマクロ方向に行ったり、非常階段や古い構造物の錆び感に魅力を感じたりと色々だと思います。
| 2015年1月27日・城南島海浜公園の船舶信号灯横の鉄塔 |
自分が鉄塔を追い求めるべき被写体の一つと思うようになった切っ掛けが上の写真の鉄塔でした。
カメラを始めたばかりの自分にとってこの1枚は衝撃的だったんですよね。
STYLUS1sでの撮影だったんですが、解像感・発色・長時間露出の面白さとこの1枚に学びました。
思えば本気で写真にハマった原点の1枚だったんだと思います。
なんとなく思い出話がメインになってしまいましたが、被写体としての鉄塔は魅力的だと自分では思うのですが、これがなかなか周りの人に理解しがたいらしくw
今この記事を書きながらちょっと思ったのは鉄塔の撮影の魅力はファインダーを通してマニュアルでピントを探るのとセットの部分が結構大きいな~と感じました。
スマホで良く写真を撮るけどカメラまではいらないかな~という方は一度ファインダーを覗きながらピントを探すことを試してほしいです。
写真を撮るもう一つの魅力みたいなのが見えてくるかもしれませんから。
今回は鉄塔とカメラの話がメインでしたが、次回は花か野鳥のどちらかになると思います。
ではではまた。



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